Merry Christmas, Mr. Lawrence (戦場のメリークリスマス)
インストをフォークスタイルで歌ってみるということをやってみました。
好きな曲があったとして、
そしてそれがピアノ曲やオーケストラだったとして、
「子供の頃からピアノでも習っとくんだったな〜」
などと思ったことはないでしょうか?
私も以前は、無意識に諦めていました。
ですが、普段からギターでコードを爪弾いて、
鼻歌を口ずさむというようなことは
なんとなく遊びでやっていたのです。
深くは何も考えず…
ですが、
メロディを口ずさみ、同時にハーモニーを進行させれば
もう音楽は本質的にそこにあるはずです。
なぜなら、弾き語りで完結できる名曲は、
どんなアレンジをしてもいい曲になるからです。
逆にフォークソングのスタイルで成立していないものは、
どんなに頑張ってアレンジしても装飾音を施しても
それなりのものにしかならない。
やはり、本質はここだと思うのです。
ここ = 「肉声」と「楽器ハーモニー」を重ねた時に生まれるスペース
2つの少し性格の異なる周波数世界の
ぶつかり・きしみ・あわさり でその作用と副作用が出てくる
これを体験するには
自分で「歌って」「弾いて」それを「聴く」
ことです。
私が知る限り独学でやる場合は、
これが最大の音楽を学ぶ方法です。
アカデミックではないですが…
古くて新しい音楽教育の可能性があります。
できることはでき、出来ないことは出来ないなら、
できることから深く学び、少しづつ自分で気づいていく航路もあるはず。
それだけは、確信しています。
とにかく、
坂本さんの音楽は、人類が存続する限り
ずぅーと残さねばなりません。
楽譜ではなく、口承で…
音楽を聴くだけの「もう半歩先」の体験さえあれば、
美しさ・おもしろさ・かっこよさ・せつなさ・悲しさ
を少し(もしくはいっぱい)理解できるはずです。
そうあってくれたらいいな、と思います。

